パイディア・ディスコグラフィー

(2015/07/27追記)こちらのページに詳しくまとめました(サイトは試験稼働中なので、アドレスは変更される可能性があります)。 http://kurimuzo.sakura.ne.jp/mgb/discography/phaidia

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吉田達也氏がキャリアの最初期に在籍していたバンドPhaidia(パイディア)のディスコグラフィーをまとめてみました。情報源は、すべてインターネット上のものです(音源は『Devil From The East』のみ所持)。

吉田氏の加入は、おそらく1983年ですが、バンドの活動はそれ以前、少なくとも1981年には始まっていたようです。バンドの主宰はヴォーカルのGilly氏でした。

音源の種別としては、アルバム(LP)が1作、7インチが4作(ソノシートや4曲入りミニアルバムを含む)、コンピレーション・アルバムへの参加が4作(うち1作は、後年吉田氏が自身のキャリアをまとめたもの)、この9作がすべてだと思われます。

Phaidiaとしての初音源は、音楽雑誌『Marquee Moon』第6号の付録ソノシート。A面にGilles De Rais(ジル・ド・レイ)の「Sanatorium」を、B面にPhaidiaの「楽園」を収録したものでした。ソノシートの色は黒と青の2種類があるとか。なお、Gilles De Raisは、1990年代にエクスタシー・レコードやメジャーレーベルからアルバムを発表していたバンドとは同名異バンドのようです。

その後、2枚のコンピレーション・アルバムに参加。うち1枚はインターネット上でジャケットが確認でき、メンバーやクレジットも読み取れます。当時のGilly氏はMad Jimmyと名乗っていたのかな? →http://mutant-sounds.blogspot.com/2007/04/va-psychotronic-metamorphosis-lp-1981.html

1983年には、初の単体作品となるシングルレコード「Future Days」を発表。ただ、クレジットによるとGilly氏がひとりでほとんどの楽器を担当しており、ほかに演奏者としてクレジットされているのは、後の作品にも関わっているToy氏のみとなっています。

なお、このシングル、表ジャケットには「Phaidia」以外の文字の記載がないため、タイトルを「Phaidia」としているものも多いですが、後に発表されるソノシートも同様の表記であるため、ここではタイトルを「Future Days」としておきます。

バンドの再編に着手したGilly氏によって集められたメンバーは、ドラムに吉田達也、ギターに河本英樹(ex-Ruins,YBO2)、ベースにRONの3氏。ギターの河本氏は作品によってクレジットが異なり、「ヒデキ」、「Kawamoto」のほか、「Karrin」とクレジットされているものもあります。もちろん、可能性としては別人ということもありえますが、確かめるすべもないので、ここではすべて同一人物として扱います。

このラインナップでの初音源は、1984年発表のコンピレーション・アルバム"R.B.F. 1984"に提供したライブ・テイク2曲。レコーディング日は「7.11.83.」と記載してあるようですが、7月なのか11月なのかわかりませんねー。

(以下、執筆未定)

もし、当方の間違い・勘違いなどありましたら、コメント等でご指摘いただけると幸いです。

パイディア・ディスコグラフィー

コンピレーション・アルバムの収録曲は、パイディアについてのみ記す。

  • Gilles De Rais "Sanatorium" / Phaidia "楽園" (7" ソノシート
    • 『Marquee Moon』第6号(1981年10月号?)付録(マーキームーン社)
    • Marquee Moon M.M.0002, 1981
    • 収録曲(1曲):楽園
  • V/A『精神工学様変容 -PSYCHOTRONIC METAMORPHOSIS-』(LP)
    • LLE Label PM-1001, 1981 or 1982
    • 収録曲(2曲): 無為, カード
  • V/A『無幻夢』(LP)
    • LLE Label LLE-1003, 1982
    • 収録曲(1曲):奇妙
  • Phaidia『Future Days』(7")
    • タイトルをセルフタイトル"Phaidia"としている資料もあり(表ジャケットには「Phaidia」以外の文字の記載がない)。
    • Amblilinks AN-3001, 1983
    • 収録曲(2曲): Future Days, 影の街

以下5作は吉田達也&河本英樹(ex-Ruins, YBO2)参加作とされているもの(ただし「In The Dark」には河本参加せず)。なお、クレジットされている名前には異同がみられる(Gilly氏以外の演奏者クレジットを記す)。

  • V/A『R.B.F. 1984』(8")
    • R.B.F. Records RBF-201, 1984
    • 収録曲(2曲): Change Mind, 何かが道をやってくる(いずれもライブ・バージョン:Live recorded at Jam, 7.11.83.)
    • Drums: 吉田達也 / Guitar: ヒデキ / Bass: ロン / Keyboards: トーイ
  • Phaidia『地下室の悪魔達 / Dancing Death』(7" ソノシート
    • タイトルを"地下室の悪魔達"や、セルフタイトル"Phaidia"としている資料もあり(表ジャケットには「Phaidia」以外の文字の記載がない)。
    • City Rocker Records CR-00J, 1984
    • 収録曲は表題の2曲(いずれもライブ・バージョン:7.Oct.1984, live at Loft.)
    • Drums: Tatuya / Guitar: Karrin / Bass: Masa
  • Phaidia『Dancing Death』(7")
    • Amblilinks AN-3002, 1985
    • 収録曲(4曲): Dancing Death, 呪縛, あやつり人形, 黒装束の女
    • Drums: Tatuya / Guitar: Karrin / Bass: Ron
  • Phaidia『In The Dark』(LP)
    • City Rocker Records CR-00K, 1985
    • 収録曲(10曲): Dark Side, 邪悪な影, 地下室の悪魔達, 戦略, 闇の時刻, Darkness Rain, Dead End Love, 死神, Madness Area, あやつり人形
    • Drums: Tatsuya / Guitar: Naliquis / Bass: Masa
  • V/A『Devil From The East - A Decade Of Yoshida Tatsuya』(CD)
    • Bloody Butterfly ZIKSBB-014, 1994
    • 収録曲(1曲): 呪縛(ライブ・バージョン:Live at Shibuya Yaneura '84)
    • Drums: Yoshida / Guitar: Kawamoto / Bass: Ron