是巨人ライブレポート091023
時間が経つと忘れてしまうので、ざっと書いておきます。ライブ本編は、とりあえず流れだけ。
というわけで行ってきました! 是巨人(これきょじん)ライブ!! 今回は、全3公演の東北ツアーということで、その初日が吉田達也さんの出身地、江刺(岩手県奥州市江刺区)です。
吉田さん関連の江刺でのライブに行くのは、これが3回目。昨年は、内橋和久さんとのデュオでしたが、その前は2005年の是巨人。ぼくにとっては4年ぶりの是巨人です。
さて、実は当日はやや体調不良。会場まで車で1時間ということでどうしようかと思ったのですが、これを逃すとしばらく見れなくなるのは確実だったので、まあそんなにひどくはないしと出発。
会場に着いたのは、開演の30分前かな。昨年の内橋+吉田ライブと同じ会場だったので、すんなりと到着。すっかり顔なじみとなった主催の方にごあいさつしながら入場、すぐに物販へ。
今回はオマケのたぐいはなかったのですが、ナスノさんソロ名義のCD「離場有浮(りばうぶ)」(2008年)に、ドキュメントDVD-Rが付いていました。で、それを含めて4作購入。"4枚"でないところがミソ(笑)
- ナスノミツル「離場有浮」(2008) 灰野敬二と石橋英子との3人によるセッション。
- 是巨人「Swan Dive」(2009) DVD+CD
- The World Heritage「Invitation to the World Heritage(世界遺産への誘い)」(2009) DVD+CD
- Sax Ruins「Yawiquo」(2009)
あ、今回は吉田さんとはお話しできませんでした(笑)
で、ライブ本編です……の前に、まずはメンバー紹介。さっそく鬼怒さんがカマします。ナスノさんは盛岡出身なのですが、「今日は盛岡からいらっしゃいました」と……。ナスノさん、吉田さんはもとより、会場にいるみんなが一斉に「違う違う」と突っ込んでました(笑) ※ナスノさんは東京在住
その直後に、吉田さんのご家族から花束贈呈。普通こういうのは終演後じゃないの、とは皆の頭に浮かんだ疑問でしたが、途中で帰ってしまうため、それができないということでした。「なんだか不思議な……(笑)」という鬼怒さんの言葉に、場内爆笑(笑)
あ、今回はカウンター席の、ステージに一番近い場所に座ってまして、ちょうど鬼怒さんの真ん前。なんかすごいポジションでした。足下のエフェクター操作が丸見えなんですよね。また、鬼怒さんのプレイ自体もすごすぎて、味わうというより圧倒されてしまって口あんぐり状態。ノリの悪い客に見えたでしょう(笑)
で、今度こそ本当にライブが始まります。オープニングはもしかして「Arabesque」かなと思っていたら、その通り。大好きな曲です。2004年に発表された2ndアルバムのオープニング&タイトルトラックで、ミドルテンポでズドンズドンと始まります。
2曲目。こちらは2006年発表の3rdアルバムのオープニング・トラック、「Levanon」。MCをはさんで、「Nervecell」、「Four Holes In The Sky」。またMCをはさんで「Betwixt」、「Swan Dive」で第一部が終了。
「Swan Dive」は、今年発売された同名のDVD(+CD)の収録曲。第2部で演奏される「Tundra」と共に、音源としてはこのDVDが初お目見えとなります。
「Swan Dive」は、複雑な展開の曲が多い是巨人の中でも、複雑さが印象的な曲で、曲の長さも結構あったような。曲の終盤ではプレイが白熱して、特にドラムの音が頭に突き刺さりました。体調がイマイチだった上、眼前の壮絶なプレイにやられていたので、なんだか頭の中がぐるぐるしてましたよ。
第2部は「Poet and Peasant」で開幕。この曲、ラスト前というイメージがあるので、第2部とはいえ最初にやったのはちょっとびっくり。これも好きな曲です。続いて、前述の「Tundra(ツンドラ)」。MCをはさんで「Doldrums」。またMCをはさんで「Jackson」。そして、短いMCのあと「Isotope」で第2部も終了。「Jackson」のMCでは、鬼怒さんの長めの解説あり。これは是巨人ライブの定番なんでしょうか?(笑)
アンコールは「Freestone」。鬼怒さんのMCによると、「是巨人の曲の中では、いちばんポップだと言われて久しい」とかなんとか。しかし、最初のフレーズ、鬼怒さんがおもいっきりハズしてしまいました……。
運指を確認して再びプレイが始まりますが、今度は大丈夫。しかし、あの鬼怒さんが……。やっぱり是巨人の曲は難しいんでしょうねー。
というところで、今回は終了。終演後、誰も立ち上がらないのが印象的でした。ぼくはといえば、今回は鬼怒さんに目も耳も釘付け。とくに早弾きは、もう笑ってしまうしかないという感じでした。ただ、体調不良でなければ、もっと楽しめたと思いますね。そこはちょっと残念。
そのあとは、腰を伸ばしながら、しばらく片付けを見てから帰りました。帰りの運転は、体調不良のせいもあり、非常に眠くてヤバかったです(汗)
そうそう、終演後に鬼怒さんの楽譜を覗いてみたのですが、きちんと音符が書いてありましたよ(笑)
セットリスト
(このセットリストは、2010年4月20日に追記しました)
- Arabesque
- Levanon
- Nervecell
- Four Holes In The Sky
- Betwixt
- Swan Dive
- Poet and Peasant
- Tundra
- Doldrums
- Jackson
- Isotope
- Freestone ※アンコール
某氏に教えていただいたので、このあと2公演のセットリストも書いておきます。
10/24(土)@福島
- Four Holes In The Sky
- Arabesque
- Levanon
- Nervecell
- Betwixt
- Swan Dive
- Poet and Peasant
- Doldrums
- Tundra
- Jackson
- Isotope
- Freestone ※アンコール
10/25(日) @柏
- Arabesque
- Four Holes In The Sky
- Counterpoint
- Nervecell
- Levanon
- Swan Dive
- Poet and Peasant
- Objection
- Tundra
- Jackson
- Isotope
- Betwixt ※アンコール
23日、24日は、一部曲順が異なるのみで、演奏された曲は全く同じ12曲。
25日は、それまで前半に演奏されていたBetwixtがアンコールに回され、2日目までアンコールだったFreestoneはセット落ち。そのBetwixtの代わりに、前半にはCounterpointが演奏された。また、後半ではDoldrumsがセット落ちし、代わりにObjectionを演奏。曲数は前の2日と同じく12曲。