ZENI GEVAのライブがネット配信されています!

http://3voor12.vpro.nl/speler/ondemand/42273196

前回もちょっとだけ書きましたが、ZENI GEVAが2009年に参加したオランダのフェスティバル「Festival BEYOND THE PALE at ROADBURN 2009」、ほとんどのバンドの演奏がオランダ国営放送のストリーミングサイトで配信されているようです。今年のものはまだ上がってないようですが、2001年のものから聴けますね。→http://www.roadburn.com/audio-streams/

個人的に興味があるのは、2007年のGuru Guru、2008年のAcid Mothers Guru、2009年のAmon Duul II、Angel Witch、Cathedral、Guapoあたりでしょうか。ほかのものもBGM代わりに流してみようかな。

さてZENI GEVAですが、メンバーは2009年版の岸野一之KK NULL)、田畑満、吉田達也のお三方。吉田さん復帰後の初ライブが2009年3月20日で、その後行われたヨーロッパツアーのラストが、このフェスティバルとなります。ZENI GEVAは4月25日の登場。ちなみに、前日の24日にはロシアのフェスティバル「Sergey Kuryokhin International Festival (SKIF)」に参加していたようです。

配信されているオランダのフェスティバルでのZENI GEVAライブの模様ですが、全8曲・36分。おそらくこれが全貌でしょう。セットリストがなかったので、聴きながら拾ってみましたが、CD「Alive and Rising」の前半とほぼ同じでした(下記参照)。1曲目から7曲目まで同じ曲順で、1曲飛ばしてCDでは9曲目の「Dead Sun Rising」がラストの曲となります。この曲順がライブでの定番なのかどうかわかりませんが、いつもほぼ同じオーダーで演奏しているのでしょうか?

演奏内容は、この3人にすれば平均点といったところでしょうか。細かいミス(?)が散見されます。また、録音の状況や配信のビットレートによるものか、CDに比べると音の迫力が足りないですね。とはいえ、演奏の迫力は申し分なし。CDをお持ちの方も一聴の価値がありますよ!

そうそう、MCまで収録されているのも嬉しいところですよね。基本的にはNULLさんがしゃべっていると思いますが、ほぼ1曲ごとに「サンキューベリーマッチ、ダンクウエル(オランダ語で“ありがとう”の意)」などと言ってました、それが、ラスト前には「サンキューベリーマッチ、メルシー・ボークー、ダンケシェーン……うるさくてスイマセン」となり、演奏終了後には、「ダンクウエル、ダンクウエル、フィーレンダンク、サンキューベリーマッチ、メルシーボークー、モルトグラッチェ、スパシーバ、アリガトウ」と数ヶ国語に拡大されていました(笑)

2曲目が終わったあとには、何かトラブルがあったのでしょうか、吉田さんがMCで間をつなぎます。「ライフ・イズ・インプロビゼイション……インプロビゼイション・イズ・ライフ。セラヴィ」と観客の笑いを取ってます(笑) 直訳すると、「人生は即興。即興こそが人生。これが人生さ」みたいな感じ? トラブルに関してのものと考えると、非常に趣きのあるコメントですね(笑)

セットリスト

2009年4月25日 Festival BEYOND THE PALE at ROADBURN 2009(オランダ)にて

  1. Alienation
  2. Disorganization
  3. Hate Trader
  4. Interzona
  5. 10,000 Light Years
  6. Implosion
  7. Blastsphere
  8. Dead Sun Rising


ALIVE AND RISING

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